【PPL進捗報告】クロスカントリー!
こんにちは、がちろーです!
ついにここまで来ました、クロスカントリー!!!✨
クロスカントリーが始まるとPPL取得の終盤を感じますね、さすがに。
僕もつい最近まで勘違いしていたのですが、クロスカントリーとは別に国をまたぐ飛行をするわけではありません。笑
普段はクラブのある空港周辺で操縦の練習をして、そのまま元の空港に戻ってきます。
それがクロスカントリーでは、別の空港までフライトプランを計画して実際にその別の空港まで飛んでくるという練習です。
今までは操縦の練習でしたが、クロスカントリーではルート維持や空港による無線の違いなどを練習する場所ですね。
カナダではPPL取得までに、法律上、デュアルクロスカントリーを3時間、ソロクロスカントリーを5時間訓練しなければいけません。
僕のいるVictoriaFlyingClubでは往復40分程度のナナイモ空港へのクロスカントリーをデュアルで1回、ソロで2回、2時間程度かかる150マイル以上飛行するロングクロスカントリーをデュアルで1回、ソロで1回訓練することで条件を満たしています。
(往復時間とは別にエンジンチェックやRun-up、タクシーなどがあるので合計時間としては条件を満たします)
それで、僕は昨日までにナナイモ空港へのデュアルを1回、ソロを1回完了しました✨
ただ、この2回のクロスカントリーでは反省点が非常に多い訓練でした、、、笑
まず、教官とのデュアルフライトについて。
ナナイモ空港への飛行時間は片道20分程度(離陸や着陸の準備などを除くと実質15分程度)なのですが、その20分の間にやらなければいけないことがとても多い。
具体的に言うと、例えば、
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離陸後の無線、タワーの指示に従って飛行
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クルーズ飛行に入ったら、その時点でクルーズ飛行に向けてのチェック、セット
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最初の目的地(ナナイモ空港への中継地)についたら、そこまでの経過時間の確認
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中継地からナナイモまでの進路変更、維持
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タワーの領域を出たら、無線周波数を変更、別の領域に自分の意向を知らせる
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中継地から10マイル飛行するまでの時間を計測し、実際の速度とフライトプランとの誤差を確かめて、予想到着時刻を修正
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天気予報の風と実際の風の違いを計測し、進路修正
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航空地図と実際の景色を比べながら、目視でもルートを維持できているか確認
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ナナイモ空港の領域に入る前に空港周辺の最新気象情報、滑走路情報取得のために周波数をATISに合わせてあらかじめ聞いておく
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ナナイモ空港領域に入る前に再度周波数を変更してナナイモ空港にコンタクト
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最新情報をもとに着陸する滑走路を決定
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着陸に向けて降下開始、エンジンセット
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プレランディングチェック
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ナナイモ空港の手順に沿ってアプローチ
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周囲の飛行機に注意しながら(ナナイモはタワーがないので飛行機の安全を管理するのは全てパイロットの責任)、ファイナルで再度ナナイモ空港にコンタクト
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Touch-and-Goをして、離陸をしたら再度ナナイモ空港にコンタクト
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到着時間を記録して、予想到着時刻との誤差を確認、次の中継地までの予想到着時刻を修正
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ナナイモ空港の手順に従って飛行、次の中継地へ上昇しながら進路変更
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以下、復路も往路と同様の仕事をこなす
これを15分で淡々とこなすって、、、、普通に無理じゃないですか???笑笑
まだ教官とふたりで手分けしながら飛行するのはわかりますが、、、ソロで行ったときは本当にてんやわんやでした。笑
(笑い事ではない)
さらにまだ天気が良くて、飛行しやすい日なら操縦にそこまで気を取られなくていいのでやりやすいかもしれませんが、雲があったり風が強かったりしたらクルーズを維持するのだけで精一杯です。
このクロスカントリーを経験して、多少は慣れた気がしましたがそんなことは本当に一切なくてまだまだ訓練生なんだなあということを実感しました。
ということで、以下に良かった点・反省点をまとめておこうと思います。
これからクロスカントリーをする方はぜひイメージトレーニングなどするときの参考にしてみてください。笑
良かった点
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NavLogをしっかり正確に計算できたおかげで実際の飛行がフライトプランとそれほどずれなかった
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チェックリストや時間記録・計測を全て忘れずにこなせた
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新しくやる作業が一気に増えたが、いつも変わらずやることはいつも通りにやることができた
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無線コミュニケーションをしっかりとって、事前に危機回避をすることができた
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ナナイモでのTouch-and-Goを割と綺麗に実行することができた
反省点
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忙しすぎてついていくのがやっとだった
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ルートの進路を正確に把握していたが、ルート周辺の地理に詳しくなかった
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Class E MF Area (ビクトリア空港とは違った手順)を理解しきれていなかった
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NOTAMをしっかり把握しきれていなかったため、ファイナルに入ってから滑走路の状態に初めて気づいたことがあった
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航空地図を見たり計算したりしていると一番重要な操縦がおろそかになる
ここからはソロクロスカントリーの反省
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そもそも雲の状態が微妙なのに無理やり飛んでしまったこと自体が反省(5秒間くらい雲の中に入ってしまい、何も見えず怖い思いをした+夕方で暗くなってきてさらに視界が悪くなってきて景色が良く見えないことがあった)
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間違って雲に入ってしまった場合、自分が雲の中にいることを報告すべきだった
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ひとりだと時間計測はできても、そこから計算する余裕まではなかった
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クルーズに入る前に計器のリセットをし忘れていたため、そもそもの進路がずれていた可能性がある
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プレランディングチェックを忘れかけていた
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無線の周波数変更の計画性がなかった
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最後ビクトリアに帰ってきて着陸した後に、タワーの指示がないのに別の滑走路に侵入しかけてしまった(タワーの許可がないと別の滑走路には侵入できない)
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だんだん暗くなることを予期して赤いヘッドライトを用意しておくべきだった
書いても書いても書ききれないくらい反省点が出てきますね...
これらをもとに再度イメージトレーニングもして、次回のクロスカントリーに向けてしっかりと準備したいと思います。
あ、このイメトレにはInfiniteFlightがおすすめです✨