【PPL進捗報告】ロングクロスカントリー!!
こんにちは、がちろーです!
行ってきました、ロングクロスカントリー✨
最近は天気が良くなくフライトがキャンセルとなることが多々あったので、今回も不安でしたが、今週は先週と違って嘘みたいに良い天気でした!
ロングクロスカントリーは教官と1回、自分一人で1回の合計2回。
日曜にまず教官とのクロスカントリーをして、月曜に同じ道のりを一人で飛ぶという形で行ってきました。
本当はバンクーバー市街のほうに行く予定でフライトプランも作成したのですが、何かクラブの規定が変わったようでバンクーバー島(バンクーバーではない)のキャンベルリバーという町まで行ってきました。
下のGoogle Mapを参照。
片道200キロ程の今までにやったことのない距離の飛行です。
全てが新鮮でとても楽しかったです!
まずフライトプランから。
フライトプランを電話で登録しないといけないのですが、その電話も今まで聞かれたことなかった情報まで聞かれたりしたので(飛行機の色や行先の滞在時間など)、その電話から少し緊張しました。笑
NavLogという飛行距離や方角、速度、燃料などを計算する計画も今までのナナイモとは違って、距離も長く3つの空港に着陸するので複雑で作成に4時間くらいかかりました。
計画の時間のほうが実際の飛行より長い、、、笑
でも、こういう計画であらかじめ様々な状況を予期できれば飛行中の安全性がぐっと上がると思うのでいいことです。
最初の目的地はナナイモ。
ここまでは今までに一人でも2回クロスカントリーで来ました。
いい意味で慣れてきたので、ここまでの作業は順調。
順調といっても前回のブログで書いたように、やることは非常に多いので忙しかったですが。笑
ナナイモでは休憩はせずに、着陸したらそのままタクシーバックして、すぐに次の目的地に向けて離陸。
*タクシーバック:滑走路を出たらそシャットダウンすることなくそのままタクシーして元の滑走路の先端まで戻ること。
ナナイモより先は全て初めての体験です。
普段は高度2500フィート(約762m)で練習をするのですが、ナナイモからキャンベルリバー空港までは高度4500フィート(1371m)で飛行。
高くなると景色がより一層綺麗に見えるので、普段より高い高度に行くことだけで楽しかったです!
ナナイモのコントロールゾーンを出たら、誰も管理していない空域になるので、126.7Hzという全飛行機共通の周波数に変更して自分の居場所、高度、意向を報告。
あとは地図を見ながら、常に自分の位置を確認しながら、ただひたすら目的地に向かって飛行。
途中もう一度Comoxという空港の空域に入るので周波数を変えてコンタクトする必要がありますが、全体を通してビクトリア~ナナイモとは比べ物にならないくらい暇に感じました。笑
途中は写真撮影したり景色を楽しんだりできるレベル✨
ビクトリアから離れるともう大自然だらけで、その上を飛んでいるのがとても気持ち良かったです!
ただ、今回はずーっと海岸沿い、高速道路沿いを飛んでいればよかったので居場所が分からなくなることはなかったのですが、これがなんの目印もない山岳地帯だったらもっと頻繁に居場所を確認していないといけないなと感じました。
また、迷うことがなくても、今ここでエンジンが止まったらどこに着陸する?など考えていないといけません、、、重要ですね。
キャンベルリバー空港まであと少しのところでATISを聞いて、キャンベルリバーの空域でコンタクト。
*ATIS: Automatic Terminal Information Services。空港周辺の気象情報を無線を通して自動で教えてくれるサービス。空域内の無線の混雑を避けるために作られた。
風向き、滑走路、他の飛行機の情報などアドバイスをもらって、無事キャンベルリバーに着陸✨
ここまでで約1時間半。
ちょっと疲れたので、キャンベルリバーにて少々休憩を。
キャンベルリバーはサーモンとアウトドアスポーツが有名らしい。
Salmon Capital of the World と書いてありました。🐟
しかし、もう夏も終わり、サーモンのシーズンも終わったのか、空港にはほとんど人の気配なし。笑
自分たちの飛行機ともう一機だけで本当に静かな場所でした。
また、よくあることですが、空港は街からは結構離れているので街まで行って何かするということもできず、一日目はトイレ休憩だけして帰路へ。
二日目のひとりで来たときはここでの休憩時間を1時間半と長めに設定して、空港内のカフェでランチを食べてきました。
せっかくだから、少しは楽しみたいと思って。笑
帰りはナナイモには寄らず、そのまま直接ビクトリアまで飛行。
法律で、東向きに飛行するときは奇数の高度(3500, 5500, 7500ft, など)、西向きに飛行するときは偶数の高度(4500, 6500,8500ft, など)で飛行しなければいけないので、帰りは5500フィート(約1676m)で飛行。
夕方になり、夕日がとても綺麗でした!!
進行方向右側は海と向こう岸にバンクーバー、山岳地帯が見え、左側はバンクーバー島の山々がすぐ近くに連なり、大迫力。
山頂付近は雪を被っているところも多く、見ていて全然飽きませんでした。
この景色を独り占めできるのは最高ですね。
2日とも天気が良いだけでなく、風も穏やかだったので本当に絶好のクロスカントリー日和だったと思います✨
ただ、2日目のひとりで飛んでいたとき、Comox のタワーから他の飛行機の情報が。
Comox Tower: "There's two traffic around you. But unknown, no one speaks to me."
この文はうる覚えなので正確ではありませんが、なんてこったい!笑笑
周辺を2機飛んでいるけど、誰も話しかけてないって。笑
ここは絶対コンタクトしなきゃいけないところなのに。笑
それで日本人の自分だけ丁寧にコンタクトして、それらの飛行機を避けるように飛ぶと伝えたら感謝されました。笑
こんなこともあるんですね。実は行きでも一度同じ状況があって、カナダのパイロット適当かよ!と少し思ってしまいました、、、笑
さすがに一人で3時間も飛んでいたので疲れ始めたところでようやくビクトリアの空域に。
今日の中で一番忙しい空港ですが、ここまで生きて帰ってこれたという安堵感に包まれていました。笑
しかし、帰ってきたときはちょうど忙しい時間帯で、他のジェット機などが近くにいたので、いつもとは違う指示のもと無事着陸。
やはり最後まで気は抜けません。
ようやくパイロットらしい飛行を合計5時間しただけですが、この2日間で非常に成長できたように感じることができました。
ソロクロスカントリーの、ビクトリア~ナナイモ~キャンベルリバーはGoProで録画できたので、映像で見たい方がいたら下のリンクから見てみてください。
PPL取得まで、クロスカントリーの条件は無事全て完了したので、残りフライトテストまでやらなければいけないのは計器飛行の練習とフライトテストの準備。
ゴールがさらに近づいてきました。
ただ、まだ Forced Landing (緊急着陸)やShort Field/Soft Field Landing/Takeoff にはあまり自信がないので練習が必要です。
あともう少し、気合を入れて頑張ろうと思います!
ではまた~!